蔓びる影

蔓びる影

曲名 

蔓びる影

作詞者 

津田欣二

作曲者 

遠藤雅夫

編成 

器楽

発表 

発表日:1982.7.24 岡山・三木記念ホール
演奏者:村上弦一郎ピアノ、野上紀世子朗読

楽譜・音源 

備考 

ピアノと朗読のための作品。第3回ノーモア・ヒロシマ・コンサート’82のため作曲者に委嘱されたもの。
詩「蔓びる影」(1961.11)は、第二次大戦で重傷を負い、敗戦後、岡山、福山、広島の病院で手術を受けた津田欣二氏によって作られた。氏が闘病生活中、広島市内で焼けただれ、空洞になって立っていたエノキや原爆の閃光でビルに焼き付けられた人間の影をモチーフとして作詞したもの。『日本原爆詩集』(太平出版社刊)に収められている。作曲者の遠藤雅夫氏は、『日本原爆詩集』を学生時代から愛読、「蔓びる影」に強烈な印象を受けた。「死者への鎮魂歌にしたい」と長年モチーフを温め、ついに1982年春にピアノ曲として作曲した。氏にはこのほか、同詩集の詩により作曲した合唱作品《合唱組曲「石の焔」》がある。

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