合唱組曲「妻よ子よ」

合唱組曲「妻よ子よ」

題名(ヨミガナ) 

正題
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作者 

作詩

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作曲

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曲データ 

編成:、演奏時間:
管理番号:、音源:、楽譜:、著作権登録:
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初演:

解説 

出典・参考文献

混声合唱組曲「妻よ子よ」 FALSE 19970703 REC02075 0 19970806 埼玉・丸木美術館 0 1 1 0 クラシック(歌劇&声楽曲) 声楽曲(合唱) コンセイガッショウクミキョク「ツマヨコヨ」 萩原忠重 日本 1909 喜納政一郎 日本 1946 1997 喜納政一郎 指揮 松原混声合唱団 土屋律子 ピアノ RCCーR-0003 スコア RCCーNー0007 萩原忠重氏が自らの戦争体験を短歌に詠んだもの(『わが戦場の日々』として出版されている。またRCCでも所有;寄贈萩原忠重1997年4月24日)から17首を選んで、喜納政一郎氏が合唱組曲として1989年より作曲、1997年に完成。全曲初演は、1997年8月6日、埼玉・丸木美術館にて。 なお、第3部にある「妻よ子よ」、第4部にある「ああ鹿島槍」は、1990年(ピースフェスティバル90)や、1995年(8月6日丸木原爆慰霊祭)をはじめ、既に各地で演奏されている。

音源は、「妻よ子よ」、「ああ鹿島槍」についてのみ。

全17曲、4部から構成される。歌詞、曲の構成は以下の通り;

第1部 いよいよ召集令状来たりけり 言葉も出でずうけとりにける 金沢に入隊せよと書きてあり 今受けし令状こまごまと読む 出でて征く朝となりたり住みなれし この古家の敷居またぎて わが生れし栃久保の家ふりかえり ふりかえりつつ戦いにゆく

第2部 わが胸に顔うめて泣く妻の声 朽ちて雨もる草屋根の部屋 手も足もうち砕かれて残るとも 生きて帰れと言い給ふ母 日の暮るる宇品の海に待つ船に 明日出航の荷を積みてをり 錨巻く鎖に船はゆれうごき 宇品をいよよ発たむとぞする

第3部 艦砲のまとになりたるこの島は 集中弾はをやみなく落つ 耳をおほふいとまもあらず地に伏しき 兵ふき飛ばす爆弾の痕 いかにもし生きて帰れと母言ひき 生きねばならずわれは子なれば 痩せ果てしかばね残さむ夏島に 三十余年生きし命を 妻よ子よわが父母よ遠し遠し 敵艦砲のうなりくる中

第4部 戦に遂に敗れてかえり来る 竹むらのあるわが山の家 妻の肩借りてひたすら歩みよる 生きていませし父母の前 戦いに敗れ帰りしわが畑の 麦痩せていて細き穂を持つ 生きて帰り今日また仰ぐ鹿島槍 出で立つ朝もかく晴れていき

萩原忠重 歌人 長野生まれ 1929年の入営以来、3回の召集を受ける。上海事変、満州事変、日支事変と中国大陸を転戦。第2次大戦では西カロリン群島・トラック島で九死に一生を得て生還。その体験が、第2歌集「わが戦場の日々」を生んだ。 (連絡先) 〒381ー24 長野県上水内郡信州新町 栃久保 (026)262ー3748 [‘97.4]

喜納政一郎 作曲家 合唱指揮者 京都生まれ 代表作に、《夢みたものは…》(立原道造作詩)、また萩原忠重作詩による《醤油しぼりの歌》などがある。

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