交響風物詩「未来にまでうたう歌」
曲名
ヒロシマのための詩と音楽による交響風物詩「未来にまでうたう歌」
カンタータ「未来にまでうたう歌」
- 巷塵
- 廃墟に佇ちて
作詞者
米田栄作
作曲者
市場幸介
編成
合唱、オーケストラ
発表
発表日:1955.7.19 エリザベト音楽短大講堂
演奏者:RCC放送管弦楽団、市場幸介(指揮)、エリザベト音楽短期大学合唱団・RCC放送合唱団、山田迪孝・園田京子(朗読)
楽譜・音源
備考
民放祭洋楽部門第2位。
1980年8月5日にカンタータとして改作した版が初演。
作品の成立事情・作曲の動機などについて
40年程前、エリザベト音大の作曲科教授として、数年間広島に滞在していた。その間、中国放送・NHK広島放送局等からしばしば作曲を依頼された。1955年8月6日中国放送より原爆記念放送として、当時はかなり大がかりな演奏者によって放送した交響風物詩「未来にまでうたう歌」はかなり大きな反響を得たことを、今でも忘れない。これは、日本民放祭洋楽部門第2位として受賞した。その後、1980年にRCCから、原爆30年記念演奏会の曲目として、1955年に放送したものを大改編して、「交声曲」としてもらいたいとの依頼があり、私は大きな歓びをもって改作に取り掛かった。その年の8月には私はドイツのミュンヘンにしばらく滞在する予定で、指揮をエリザベト音大の井上一清氏に依頼した。演奏会の模様を丁度ドイツの放送局のニュースで見ていたら、私の曲も少しの時間ではあったが聞くことが出来、感激したものであった。今年私は88歳を迎えたが、あれから交響曲を二つ書き、近作はN響で録音することが出来た。今またRCCより昔の作曲についての問い合わせに接し、過ぎ去った色々の音楽生活をしみじみ懐かしく偲んでいるところである。

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